今シーズンの雪山、北アルプスで比較的初級と言われる後立山の。柏原新道からです。ゲートには車が1台、4人組が出発したばかり、どこへ登るのだろう。
長い車道歩きの後、取り付きへ。彼らのトレースについて行く。いきなり急斜面、どうも夏道ではないようだが、こちらの方が近道なのだろうか?ようやく追いついて
たずねると間違えたと!!?しかし夏道も現れその後は尾根筋を赤布に従い登る。彼らに混じって順番にラッセル。はじめ空身で、ある程度行ったら交代、ザックを取りに戻る。
天気はよくなってきたが疲れが激しい。1900メートル過ぎた所で本日のテン場とする。翌朝は吹雪、かなりの降雪だ。サブザックで出発。
彼らは少し先でテントを張っていたが、今日は停滞なのかまだテントの中。一人黙々と吹雪の中をラッセル、なかなか進めない。12時前にはジャンクションピークに着いたが、
天気は相変わらず不良で横殴りの雪。しばらく様子を見ていたが視界は不良、これからは樹林も無くホワイトアウト。残念だがここまでと、下りだす。
が、途中で道を間違え右の沢の方へ下ってしまった。どうも赤布が見えない。また登り直しようやく本来の道に戻り一安心。
ここで4人組みに出会うが、彼らもJPまで、明日の天候しだいだと。天気予報では明日も良くない。大急ぎでテン場に戻り、予定を切り上げ、テント撤収。一目散に下る。
3時半には登山口にたどり着く。あとは長い車道歩き。車止めに着いたときはもう暗くなっていた。車はすっかり雪に埋もれていた。今回も途中敗退。
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