前回豆焼沢に続いての沢登り。ここ扇沢は2級とか3級とか。広がわらから村営の北沢峠行きバスで、途中野呂川出合前で下車。目指す扇沢は対岸に深く切れ込んでいる。
本流を渡渉し出合いへ。すぐにゴルジュが始まる。大き目の滝はザイルをだしてもらう。次のシャワークライムでびしょぬれ。いくつか滝を越して二俣へ。
ここを過ぎ、左俣へ入ると雪渓があらわれる。
しばらくは滝と交互にあらわれ、巻くのも大変。高度感が増すと足がすくみ、とたんに動きがにぶくなる。ニッチもサッチも行かなく大変迷惑を掛ける。
何とか奥の二俣と思われる所に着き、雪渓際にわずかな幕場求めタープを張る。倒木を集め焚き火。夜は冷え込んだが雨も降ることなく、天気のよい朝を迎えた。
再び急な雪渓歩き。スノーシェードもあらわれる。その後は時にザイルの助けも借りて登る。最後の150メートルの連瀑帯は息つく暇もないほどであったが何とか登ることができた。
あとはヤブノボリで稜線へ。小太郎へもハイマツの大ヤブコギ。思いのほかひょっこりと小太郎頂上へ出た。四方八方好展望である。
ここからは一般登山道。しかしまだ上りもある。心身共よれよれになりながら3時に広河原バス停に着いた。
一応こなしたが迷惑を掛けてばかりで、自信をつけたのか自信をなくしたのか???
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