大棚入山 あまり聞きなれない山ですが塩尻と木曽の県境あたりにある山で、登山道はありません。しかし藪山愛好家?たちによって登られています。
主に木曽福島の方から、水沢山を経て登られるのがほとんどです。地図を見ていると奈良井川の上流からが近そうです。 しかし記録がほとんどありません。
いつかこのルートから登ってみようとネットを調べると一件だけありました。もちろん藪コギのようですが、これを参考に計画を立てました。
ちょうど紅葉の時期で早朝から奈良井川終点ゲートから歩くこと30分で尾根に取り付きます。とにかく尾根をはずさないように登ります。
深い笹薮もありますが、剱岳北方稜線サンナビキ前後ほどではありません。登ること4時間半で山頂、といっても標識などはなく深い笹の中の太目の立ち木に
頼りないテープが何本かついているだけです。しかし足元には三角点があります。立っていると眺めはいいのですが昼飯中は笹の中でした。
中央アルプスfが間近に見え、噴煙を上げる御嶽山も見えます。今度は北のほうの尾根を進みます。いったん大きく下ってまた2171ピークへ登りなおします。
ここで向きを変え右手の尾根を下ります。笹薮もありますが登りほどではありません。下るに従い紅葉がいっそう鮮やかになってきます。
途中からはピンクのテープもあります。これにしたがって順調に降りていきましたが、最後がよくありません。
枝沢に出ていくつかの枝尾根を回りこんだりして、かなりの 遠回り。どうにか林道に出て車止めに着いたのは四時半でした。
一日藪コギでしたが何かを達成したような気分でした。
トップページへ > 山歩き、渓歩きへ >2014山歩き、渓歩きへ >大棚入山 |