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     アカンダナ山。名前の由来は不明ですが 閼伽棚 とあてられることもあるようです。三角点名は 赤棚です。火山の溶岩ドームの山で奥飛騨平湯温泉お近くにあるのですが

     登山道もなく近くの白谷山、安房山などとともに不遇の山らしい。したがって雪のあるときに登られるようです。ふとしたことからこの山に興味を抱きました。

     はじめ輝山(てらしやま)の事を調べていたらこれらの不遇な山の紹介がありました。4月には入れば雪質も悪くなる。急遽、山行決定。夜半に自宅を出ました。

     奥飛騨、平湯温泉のはずれ、国道158旧道の冬季ゲートの横から登りだします。はじめから雪面はカリカリ。アイゼンをと思ったが忘れてきました!。ええッこんな所で帰れません。

     スノーシューは持ってきていたのでこれをはきます。このスノーシューは登攀能力が強く、かって御嶽山の剣が峰までこれで通したことがあります。

     旧道をショートカットして急斜面を登り、雪の旧道をしばらく歩いて左手の広い沢状地形に入ります。

     はじめは傾斜も緩やかですが、そのうち一直線の沢床、スキー場の細めのバーンのようなところを登ります。登るに従い傾斜は強くなり、振り返って下を見ると何処までも滑り落ちそうで

     恐怖感がわいてきます。それでも登るのは順調です、あと100メートルほどではどうにもならなくなり、右手の樹林帯に逃げ込みました。樹林の中ですが傾斜は強く木につかまりながら

     よじ登ります。ようやく傾斜も緩み平坦になってきましたが、所々で大きな穴があいています。火山と関係があるのでしょうか?山頂はどこか探しましたが山名板などはわかりません。

     一番高い所、眺めのよい所で荷物を下ろし休憩。時間はかなり早く3時間半ほどで登ってきています。白谷山も十分狙える時間ですがあそこは急斜面がいくつかあるようで、

     アイゼンのない身にはちょっと危険。諦めてゆっくりと昼ご飯。周りの景色も十分に堪能しました。下りは少し白谷山側に回りこむようにして鞍部に出て樹林の中を下り沢状地形に合流。

     正午過ぎには車止めに着くことが出来ました。

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