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     ずみ岩・石仏 ともにあまり知られていないようです。石仏は長野群馬の県境尾根の一角であの御巣鷹山にも比較的近い。しかしずみ岩となるとややこしい。

   最新の国土地理院2万5千分の一地形図で地名変更があり、昔の地図で『茶屋ノ平1,789.2m』だったものが『ずみ岩1,789.2m』に変わり、

   古い地図で茶屋の平よりズーっと西の『ずみ岩1,624.4m』はなくなってしまっている。そして、茶屋ノ平はやや北西の1,662m標高点付近に移されている。

   地元で呼ばれている地名と異なっていたから、地理院がそれに従ったということらしい。

   旧図の茶屋ノ平の名称は地形的には不自然だ。この山は岩峰群が並び立っていて、気が抜けない。平 という感じではない

   現在の『茶屋ノ平』は1,662標高点付近の鞍部の平坦地で、山越えのこの地点に、かつて茶屋でもあったことを想像させる峠のような所で、実際帰りにはにはここから下り旧道に出た。

   ところで、ずみ岩の『ずみ』というのは、『つみ・づみ』の転訛で、ヤマツミ(山津見)つまり『山の神の岩』という意味らしいが??  石仏 の山名由来似ついてはは不明です。

     さて登山、南相木ダムの少し手前旧道のゲートから登ります。かって何か工事でもしたような広場を過ぎ沢スジに入り、小さな堰堤のところで左に行き沢状地形を登って行きます。

     なんとなく作業林道の跡があります。次二俣の沢になり 左の方を登って行きます。獣道か踏み跡か判然としない道が時々何本か現われますが、とにかく尾根をめざします。

    尾根に出て左へ、はじめシャクナゲなどの藪に近い道を行きその後は岩が目立つようになり、奥には高い断崖のような所もあります。

    突き当たりのような所は両側が切れていてやや右側には朽ち落ちそうな古いロープが縦横2本にあります。このロープは危険。左手には上部に細いトラロープと古いロープも見えますが、

    どちらも危なっかしい。持参のロープを出し適当に根っこなどに掛け、これを利用しながら、中央の岩や木の根っこをつかんで強引に攀じ登ります。何とかクリヤー。

    その後も岩は続きますが楽に登れます。直ぐに ずみ岩 ですが山名板などはありません。ずみ岩 はもっと先かと進みますが次第に下っていきシャクナゲの密生した藪です。

    それでもと端のほうまで行きましたがそれらしき所はありません。また引き返し ずみ岩 まで、ここには丸い真鍮製の4等三角点プレートが埋め込まれていました。

    岩峰のてっぺんですから眺めは良いです。石仏も南相木ダムもその他・・もみえます。

    さて下り、あの怖い断崖、先に掛けておいたロープを利用して何とか中央を降りきりました。後は初めに尾根に登りついたところへ戻り。石仏 目指します。

    (少し記憶違いでした。帰って地図を見直し、書き改めました)

    いきなり大きな岩峰です。巻き道らしきものも見えますが、登り口も見え岩峰の右側を乗越えていきます。次の岩峰は急峻、右にも左にも巻き道らしきものがありますが、

    左を行くと直ぐに上のほうに追いやられます。上部に行くと歩きやすくなりここもクリヤー。ゆるく下った所が1662mの茶屋の平峠。

    古い峠路方面には行かずまっすぐトラバース気味に進み、前方の小山から右に派生した小尾根を巻き 稜線へ登り返します。

     ここからは登り、小さな岩峰もありますがおおむね直登。緩やかに尾根筋を登って行きます。ここか、あれかと言う所を過ぎようやく少し開けた 石仏 山頂です。

    夏の日差しが照り刺しています。南面が切り開かれていますが木々が伸びて展望はそれほど良いと言うわけではありません。しばらく休んでまた元の道を引き返します。

    小山は軽く巻いて、短時間で茶屋の平峠。ここかfら左手の急斜面沢スジを下っていき、来たときの二股に合流、少しで車止めゲートでした。

    前半の岩峰群はなかなか大変でしたが、後半はこれといった危険な所もなく無事下山することが出来ました。

                ルート図

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