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      笙の笛山を調べていたら、迷い尾根を登り笙の笛山を下山路に使うコースどりもありました。一部沢歩きもあるのでこの時期にと。

      夜半過ぎに出て 駒ヶ根ICから進入林道を探します。カーナビは途中で終了。あちこち、同じ所を何度も行ったり来たり。目指す林道が見つかりません。

      もう夜があけてしまいそう。草ぼうぼうのひどい山道を強引に行きますが、わかりません。もう 今日は諦めようとしていたら急に古い舗装道路に出ました。

      地図によく似た道です。この道だと進むとやっとゲート。急いで支度をして、歩き出します。林道をしばらく歩くとトンネルが、ここも過ぎ終点まで歩くと下方にまだ新しい堰堤が見えます。

      河原への降り口を探しますが結構急な崖、何とか中田切川に下りました。直ぐ右手から荒井沢が流れ込んでいます。重たくなると思い沢靴でなく地下足袋です。

      はじめて履きますがやはりぬめりのある所は滑ります。でも沢遡行もわずかの時間で尾根への取り付きです。取り付きからかなり急です。はじめはあまり草のない斜面でしたが、

      尾根に乗るころから笹薮です。このあとはほとんど笹薮です。たまに笹のない木立の所が出てくるとホッとしますが、次第に尾根は細くなり2016mを過ぎて急な下りの後は

      かなり急な細尾根の登りです。出来るだけ木につかまりながら登ります。どうにか空木岳登山道に出ました。ここをまっすぐ横切って迷い尾根山頂を目指します。

      山頂も藪の中、展望は中央アルプスのほうが背伸びして少し望めるくらいです。反対側に下ると鞍部、右手から積雪期の冬道が上がってきています。ここは少しガレています。

      何とか夏道を求めてまっすぐ先へ進みます。上のほうへの踏み跡もあります(恐らくヨナ沢の頭?)がピンクのテープに従いまっすぐ行きます。

      このままでは空木岳のほうに向かっている?途中で引き返し、鞍部に戻る。

      ここからは冬季ルートを下りますがかなり急。手がかりを求め、途中からはロープも出して下ると下方に人が。あそこが通常の下山路のようです。

      何とか縦走路に出て鎖や階段のある所をすぎ、マセナギの頭を目指します。途中進入禁止が出てきますがマセナギの頭への近道だろうとさらにすすみます。

      しかし結局通常コースのマセナギに出ました。ここからは再び右手の笹藪へ、しばらくしてはっきりとした踏み跡が出てきます。鞍部近くなるとまた笹薮です。

      この後はズーと笹薮ですがなんとなく人が歩いたらしい下道が分かります。もう直ぐ笙の笛山では?と思う小高い所がありますが、笙の笛山はまだ先。

      相変わらず笹薮は続きますが基本的にはほぼ下り。尾根をはずさないように行きます。やっと笙の笛山らしい所に着きましたが山名板や標識はありません。

      立ち木に古く色あせたピンクテープが巻きつけてあって笙の笛山と書いてあります。足元は笹薮、周囲も展望はありません。反対側の尾根をドンドン下ります。

      笹薮は深いですが、足元には踏み跡らしいものもあります。急な所では笹で滑って尻餅をつくことも時々あります。かなり下って尾根の下端まで来ると林道が見えてきました。

       ここを降り、林道に出て10分もするとゲートでした。ほぼ予定通りの時間でしたが、実に疲れました。

        知らない藪尾根歩き、なんだか中毒みたいですが、終わってみると結構おもしろいものです。

             ルート図

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