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        農鳥岳。今までに何回か登っていますが、雪のあるときは登っていません。冬の間、職場の屋上から白く雪をかぶった山が目に付くのですがいつか登ってみようと思っていました。

       厳冬期はちょっと無理、のびのびになってしまいました。 GWは当初鹿島槍へ行く予定でしたが、北アは大荒れとか、前日になって急遽変更、ここになりました。

       一泊二日、大門沢小屋の冬季小屋を利用します。初日は時間がありのんびり。以前よりもかなりルートが変わっているようです?

       翌日朝3時ころ起きて朝飯、サブザックデはじめはヘッドランプを点けて登ります。明るくなって樹林の登り。急で雪も現われアイゼン装着です。

       樹林帯を抜け森林限界近くで夏道は左手にトラバースするはずでしたが雪の急斜面です。ダケカンバなどにつかまりながら何とか渡ります。

       その後は夏道も分からす尾根の直登り。 大門沢下降点からの稜線はしばらくは全く雪がありません。登りにかかるころから再び雪の斜面、できるだけ最短距離を行きます

       山頂と思っていたのは間違いで、ぬか喜び、それでも直ぐ先に農鳥岳が見えていてほとんど高低差がないので安堵。

       眺めはすこぶる良好、北岳間ノ岳、西農鳥、塩見、荒川岳、広河内、富士山などが良く見えます。ゆっくり腹ごしらえまた同じところを引き返します。

       下降点からの尾根の下りとトラバースは結構緊張します。樹林帯に入って一安心。結構長い下りで大門沢小屋へ。

       ここでパッキングしなおして今日中に下山します。どうも靴擦れが出来たようでスピードが落ちます。それでも日の明るいうちには車の所へ着きました。

       これで今年は仙丈ケ岳に続き3千メートル峰二つ目。よく考えてみるとここ何年かは3千メートル峰には登っていなくてマイナー系が多かったです。

       二日間天気は良かったのですが、北アでは遭難が何件かあったようです。南アルプスに変更して良かったです。それにしてもやはり年を考えさせられました。

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