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   笊ヶ岳、山梨百名山でその中の難関の山の一つです。また深田久弥がそのときまだ登っていなかったのか百名山の選ばなかった山です。

  以前無雪期に布引泊まりで登っているのですが、今回は友人と二人で雪山です。暗いうちから雨畑老出発平。広河原までもこんな所があったのかと思うような厄介な所もいくつかありました

  渡渉は靴を脱いで、チョッと工夫したネオプレーンソックスです。結構暖かくすべりもしません。さてここから急登のはじまり。山ノ神で一息つきさらに急登をこなします。

  年による体力低下は免れません。四本桧の肩は?まだかまだかと何度もチョイ休みをしてようやく到達。さてここからもうひとフン張り、テン場予定の桧横手をめざします。

  相変わらずの急な長い登りが続きます。おまけに雪もでてきます。2時前には桧横手につきました。

   早速テント設営。雪が少ないので、さらに高い所まで雪集めに若い友人に言ってもらいました。私は夕飯の準備。彼は結構遠くまで行ってくれたようです。

  疲れてあまり食欲はありません。アルコールもそこそこに早めに就寝。翌朝は寝坊、予定より2時間も遅れて出発です。サブザックでの軽装ですが雪も増えアイゼンでの相変わらずの急登。

  ようやく布引崩れで展望もひらけてきました。しばらくして布引山、この辺りから雪も深くなりだします。大きく下り2400mの鞍部から再び急な登り。喘ぎ喘ぎ、先をめざします。

  右手にランカン尾根、小笊もみえます。やっと笊山頂、一気に展望が開けます。白く輝く南アルプスはほぼ全山がみわたせ大パノラマです。小笊、富士山もきれいに見えます。

  この景色に疲れも吹き飛んでしまいます。しばらく眺めを楽しみました。  さて下り、鞍部からまた布引に向かって登り、布引からやっと下りばかりになります。

  桧横手でテント撤収、再び重い荷物です。急な長い尾根道を何度も休みながら慎重に下ります。途中単独登山者に出会いました。同じ所に泊まるようです。

  広河原渡渉は何とか夕闇前に出来ましたが後はヘッドランプです。細い水平道。シャワーを浴びる所もあります。難所のガレ場、不安なハシゴ場、横揺れする吊橋を越えてやっと林道へ、

  車止めについたのは7時半を過ぎていました。やはり難関の山のようで かなり疲れ、体力の衰えを強く感じました。

 

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