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      富山にある 大明神山です。毛勝山の西尾根の途中にありますが、山容は大きく立派な山です。道は無く重に積雪、残雪期に登ることができるようですが、困難な山です。

      ネットを漁ってみますが山スキーの人たちがのぼられているようです。今回は片貝川東又の阿部木谷のさらに支沢宗次朗谷から狙ってみました。

      前日常願寺川支流和田川で岩魚釣りをして魚津、片貝川上流をめざしました。ところが片貝川第四発電所で通行止めになっています。普通はこの時期片貝山荘まで入れるはずなのに。

      簡易の通行止めで入ろうと思えば入れそうですが、とりあえずここで車中泊。朝4時ころ外に出ると隣に車が一台、どうもこの人も歩きのようです。

      まだ薄暗く小雨の降る中歩きだしました。次第に明るくなっていきます。途中でやっぱり車に追い越されました。1時間ほどで片貝山荘、ここに1台車がありました。

      その先東又と阿部木谷分岐には車はありませんでした、阿部木谷に入ってすぐの毛勝山への尾根道入り口にも車はありません。林道除雪終了点辺りには3台も車がありました。

      ここまで1時間半。大分ロスだ。対岸に進み広場から宗次朗谷のほうへ向かいます。はじめは雪渓横に古い石段がありましたがすぐに雪渓に埋もれていました。雪渓を登って行きます。

      次第に傾斜は急になっていき、土砂や雪のブロックなどが目立ちます。振りかえると天気は良くなり僧ヶ岳や駒ケ岳が見えるようになってきますが谷はかなり急傾斜です。

      それでもアイゼン、ピッケルをフルに使い稜線目指します。稜線直下はさらに急で右横の藪尾根に逃げました。何とか1625mピークに出ると大明神山が大きく見えます。

     まだかなり登らなければならないようです。しかし帰りにこの宗次朗谷を下るのは急すぎて怖そう。別の方法は無いか。地図をよく見ていろいろなコースどりを検討しましたが、

     結局片貝川東又発電所の導水管に至る尾根がよさそうと考えました。当然道も無く藪です。どれほど時間がかかるのかわからず、ここで敗退決定。さてこの尾根下り。

     はじめこそ雪も残って繋がっていましたが稜線をはずしやすく尾根通しのヤブコギです。それでも途中に境界見出しなどがたまにあります。このルートも使われたことがありそうです。

     枝や、笹を掴んだりロープで確保したりして下っていきます。小さな尾根がいくつもあって時に間違え修正も大変。どれ程下ったのでしょうか?導水管上部の施設が見えてきました。

     今度は導水管に沿って長いくだり。慎重に降ります。最後は高いフェンスやゲートがあるのではと心配していましたが細い脇道から片貝山荘にに出られました、。ホッと一安心。

     また小一時間ほどかかって車止めに戻りました。いつかリベンジだが宗次朗谷の下りは無理。作戦の練り直しです。

              ルート図

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