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    北アルプス・打込谷から笠ヶ岳

           2018, 8,4〜6  (デジカメ記録の時間から、荷物になるのでGPSはもっていきませんでしたj)

          @8,4
                  金木戸林道第一ゲート5時→第二ゲート6時→林道崩壊迂回路6時22→金木戸取水口6時47→北の俣双六本流分岐7時→

                 広河原最終取水堤8時→一段上へ8時30→崩壊危険8時44→スチール製壊れた吊橋10時30→打込谷出合い11時→

                 F211時45→巻き終え11字55→小滝12時47→ゴルジュ12時50→泳ぎ、引き返し12時55→右岸高巻き13時10→

                 ミニゴルジュ13時25→小滝13時40→仮テンバ14時08→小滝14時10→仙の淵見える14時18→仙の淵偵察14時25→

                 テン場15時20、焚き火16時。ツエルト泊まり
 

         A8,5
                 5時出発→仙の淵左岸最上部5時半→戻り右岸高巻き5時37→階段状滝泳いで取り付き。5時43→ミニゴルジュ5時55→

                 F5、F6右岸小沢からまとめて巻き→6時05→二俣、しばらく穏やか右へ6時20→淵6時40→滝6時48→穏やか7時25→

                 流木堆積、インゼルなど7時40 →稜線見え出す8時→ナメ現われる8時20→小滝8時25→ナメ滝8時33→ナメ続く→

                 小滝8時37→中二俣手前滝9時30→二俣9時35→水少なく9時55→先に滝いくつか見える10時→振り返る黒部五郎10時05→

                  斜面草原巻き10時10→小滝続く10時30→最奥の二俣見える10時45→左へ→急階段滝11時15→水少なくなり急傾斜→

                 11時48→最終水源11時54→水枯れてもガレの段差11時55→急なガレをジグザグに13時→最終ハイマツ帯へ13時30→

                 縦走路へ11時40→キャンプ場13時55→笠ヶ岳山荘14時10→笠ヶ岳山頂14時50→山荘泊まり


        B8,6
                 朝夜明け4時22→6時出発→  岩6時30→笠新道分岐7時→杓子平8時→1800m地点9時43→下山口10時35→

                 新穂高ビジターセンター11時30→双六川出合い13時、13時30→タクシーで車止めゲート14時→帰宅17時30

   

  はるか昔は岩魚釣りで打込谷のF2の下まで来たことがありましたが山をやりだしていつかこのルートで笠ヶ岳へと考えていました昨年は相方と双六谷本谷遡行、今回は単独です

  好天を狙って計画では二泊三日、予備日もとっていました

双六谷の金木戸林道第一ゲート。釣り人らしき車が一台のみ、1時間ほどの歩きでで第二ゲート(昔の車留めです)MTBの釣り人3人に追い抜かれました。

その後しばらくでまたもや林道崩壊地、昨年と全く変わっていません。奥にある電力会社施設の見回りはどうしているのでしょう。左手の迂回路の大高巻きです。昨年よりは楽に感じられました。

巻いてトンネルを2,3通って金木戸取水口施設です。 大きくカーブして しばらくで北の俣分岐。すぐ先の隧道、北の俣や中の俣の昔が懐かしく思い出されます。右手、広河原の方へ向かいます。

木立の中の長い林道歩きで林道最終の取水施設、広河原です。 踏み跡は細くなり ここから左手の一段高い旧軌道跡を行きます。軌道跡は崩壊地や不明瞭な所もあります。

最後、打込谷手前では全くのヤブコギで、やむなく壊れたスチール製の吊橋手前30メートルほどで本流へ。打込谷出合いまでには大きな淵もありちょっと面倒。

打込谷への渡渉は全く問題なく、入ってからいくつかの落ち込みを越えてどれがF1か不明のまま、F2といわれる18m滝は明瞭。ここは右岸の高巻き。

その後も小滝などを越えてゴルジュ、エメラルドグリーンの深く、先がよくわからない長めの淵です。中ほどまで泳いでみました。

その後の右岸に取り付いてからの巻きがあまり良くないのでまた泳いで戻り、右岸の高巻き。その上にも淵。ミニゴルジュ、小滝などを越えて行きます。

やや穏やかになった左岸にテン場適地があったが、まだ2時前でもう少し先まで行くことにしました。もっと先かと思ったが30分も行くとF3仙の淵が見えてきました。

この直前、滝をを正面に何とかツエルトが張れる良い所があり幕場とし、焚き火をはじめました。アルコールをちびちびとやりながら夕ご飯。夜は満天の星空。


   翌朝は初め仙の淵の右手の大岩をを登りました。最上部かなり古い残置ロープがありましたが、チョッと乗越えるのには危険を感じ、また降りて対岸に渡り素直に高巻き。

この高巻き、登り口から滑りやすい。かすかなふみ跡があるのですがかなり急斜面で滑り落ちそうな所が多いです。途中対岸の岩上の裏側を見ましたがやはり乗越えは無理なようです。

さて次の淵F4、少し深そうですが距離は短い。左手を少し泳いで階段状のところを登ってクリヤー。その後いくつかミニゴルジュ様の所を過ぎて 連続する大きな滝。F5とF6です

F5は左岸をいけそうですが、左手に流れ込む沢を少し登り二つまとめて巻きました。そのごゴーロ上の平凡な流れ。しばらくで二俣、右へ行きます。

遠くにやっと稜線が見えてきましたが、まだまだはるかに遠い。インゼルなどもいくつかあり二俣と紛らわしいが遡行自体はそれほど大変ではないです。

谷は次第に大きく開けてきてナメの始まりです。天気も良く、明るく気持ちのいい所です。時折出てくる段差のある滝も左右簡単に巻けます。再び二俣です。どちらも先には滝がいくつか見えます。

稜線鞍部に向かうと思われる右へ行きます。相変わらず大小段差のある流れが続きますが次第に水の流れは細くなり出します。この辺りは左岸の草原状の所を登って行きます。

角ばった岩の間から水が染み出てきています。ここが源頭のようです。この後は枯れ沢。傾斜は急になり所々大きな段差もあります。急なガラ沢を登りますが一歩ごとに崩れやすい。

何度も休憩、そのたびに振り返って、登ってきた長い谷筋が見渡せます。遠くは黒部五郎。ガラ沢は急で沢の中央を行くと滑落しそうで左右の脇のハイマツに掴まりながらジグザグに登ります。

最後はハイマツの中を登りますがタケは低いので比較的登りやすい、と言っても何度もハイマツの中で座り込み休憩。すぐ上を行く登山者に見られています。なんと思われていることやら・・。

やっと稜線、縦走路に出ました。先に笠ヶ岳が見えます、まだ遠そう。暑い日ざしの中をゆっくりと向かいます。やっとキャンプ場、テントの数はまだ少ない。遠くに槍が見えます。

2時前に笠ヶ岳山荘に着き受付などをしてしばらく休憩。ビールがなんと美味しいことか。まだ十分に時間があるので空身で笠ヶ岳山頂へ行きます。途中小屋を見下ろしたりして。

山頂には十名ほどの人がいました。四方の眺めはすこぶる良好。槍や穂高をバックに記念写真。


  翌朝、槍ヶ岳のシルエット。

予定では帰路はクリヤ谷でしたがまた笠ヶ岳に登り返さなければならないし、降り口がかなり急なようでもう当初の目的の打込谷も終えたことだから笠新道に変更。

魚津のかたで百名山を目指しておられた同じ年の方と一緒に降りることとなりました。しばらく稜線を抜戸のほうへ向かい、途中から笠新道を下ります。

杓子平からの笠ヶ岳の眺めもいいです。笠新道は急で日影も少なく、風も少ないのでとても暑く感じました。かなり下って樹林の中へ入ってホッと一安心。

登山口には水場があり十分に喉を潤しました。その後また一時間ほどの林道あるき。やっと新穂高ビジターセンターに到着。

一緒になったさきほどの魚津のTさんに双六谷出合いまで車に乗せてもらうことなり感謝感謝。富山の人は親切な方が多いです。後はタクシーで車止めまで。留まっていたのは私の車だけでした。

途中お土産を買ったり食事をしたりとゆっくり帰りましたが、夕方には無事帰宅することができました。天候にも恵まれ、念願の打込谷遡行、無事終えることができました。


ルート図 (GPSをもって行かなくて帰ってからの手書ですから少し間違い?があります.特に三日目)

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