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        法華道、今年の雪のある時入笠山や大阿原湿原へ行ったとき案内標識にありました。

       調べてみると 「甲斐の国と信州高遠を最短(全長約22km)で結ぶ道。 甲州街道から富士見町の若宮で分かれ、入笠山東斜面を登って大阿原湿原−仏平峠−荊口−山室を 通って非持に至る道。

       道沿いには多くの古刹が並び、信濃への法華経伝来の足跡を今に伝える歴史の 道でもあったことから、「法華道」と呼ばれた。

       御所平峠の南には、1473(文明5)年、身延山11代日朝上 人が高座に適した岩を見つけ岩上にて従者に法を説いたといわれる「高座岩」がある。

       一説には、御所 平峠−芝平−荊口−山室への道筋も法華道と言われた。

       鎌倉時代、御所平峠は、高遠から芝平を通り、 富士見の鎌倉街道へ通ずる重要な峠であり、特 に武士にとっては、重要な間道(抜け道)であっ た。

       南北朝時代、宗良親王が下伊那大河原(現・ 大鹿村)に館を構えて、ひそかに関東武士と連絡 を取りながら、戦いの時が来るのを待っていた 時代の話である]   と。

       この両方のルートをまとめて周回しようとしました。しかし、当初予定していた佛平峠から小黒川林道へのルートが立入禁止でやむなく大阿原湿原テイ沢ルートでまず高座岩岩この先少しで

       ショートカット気味に赤坂、荊口へ下る法華道ルートの途中に出ました。このあとカンバ岩、古い作業小屋、種平小屋、赤坂から小黒川に出て山室川沿いに上流に芝平集落跡へ出ました。

       この後は芝平からの法華道です。しかしとりつきがよくわかりません。バイク進入禁止のロープがあった古い作業道跡のような所に取り付きあまりはっきりしないながらも上を目指します。

       途中右から来る明瞭な踏み跡が現れこれが法華道だろうと進みます。時々地名の謂れの書かれた案内板が出てきます。さらに上では法華道と書かれた赤いプレートが出てきます、

       しかし獣道か登山道だかわからないおぼつかない道です。そのあと草ぼうぼうのやや幅のある林道跡のようなところに出ます。御所ケ池を見たかったので再び獣道が交錯するような踏み跡に入ります。

       何とか御所ケ池を見つけました。また少し別道からあの林道跡のようなところに出て、進むと御所平に出ました。今朝テイ沢を下ってきたので同じ道は採りたくないので入笠山を回ろうと考えました。

       地図を見ると入笠牧場に向かう道がありそうで左へ曲がります。しかしすぐに有刺鉄線と電流?線のような2重のフェンスです。簡単には入れソニもなくフェンスの横を回ります。

      小高いところをこえれば小黒川林道に出られるのではとさらに進むと牧場の中の軽トラックが勢いよく向かってきます。これ幸いと案内を請おうとしたところそれどころではありません、

      ひどい剣幕でなぜこんなところにいるのだ!フェンスを越えたな、いや越えていませんよ、そこにいるところも牧場だと???。。後は怒鳴られっぱなし・・・まとりあえず車道への下り方を聞いて下ります。

      確かに道路に出るときは柵のゲートのようなところを越えざるを得ませんでしたが??フェンスを越えた覚えはないのに???。地図を見て入笠山登山口目指しますがかなり遠そう。

      ぶらぶら歩いていくと後方から軽トラックが、先ほどのおじさんです。登山口まで乗っていかないかと ・・・・ええっどうしたのだろう?とにかく乗せてもらうことにしましたが、またいろいろ言われました。

      どうもこの地域のことをよく知っておられる牧場管理人さんのようで山もベテランだと言っていました。とりあえず入笠山へ登り裏道?首切り清水、佛平峠へ向かいます。この後は大阿原湿原駐車場です。

      車に着いたらポツポツと雨が降り出し、帰路には雨脚も強くなってきました。いろいろとありましたが、終わり良し と言ったところですか。

      法華道、もう少し石仏や古の遺構もあるかと思いましたが割と殺風景で道もかなり迷いやすい所が多かったです。またもう一度、少しルートを変えてこの近辺を訪れてみたいものです。

                       ルート図

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