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       乗鞍岳へと繋がる稜線上にあります。以前雪の少なかった残雪期に上っていますが、今回も白骨温泉から、あわよくば金山岩もと考えていました。

       夜半に家を出て夜明けとともに行動予定でしたが、登山口がわかりません?白骨温泉街を抜けてその奥の林道に入ってすぐに登山口があるはずだが??

       うーむ?薄い記憶の温泉街を抜けて林道に進みますが一向にそれらしきところがありません。少し戻って別道に入るが行き止まり。先ほどの林道をもっと奥まで行くのか?進んでみるが、

       違う、行ったり来たり。温泉の人に尋ねようにも早朝で誰もいません。おかしい?さらに下ると登山者らしい人が、ちょっとホットするのもつかの間、尋ねてみると渓流釣りの人です。十石山は知りませんと・・

       困った。カーナビの地図をよく見ると白骨温泉中心部はもっと下の方。どこかで曲がり損ねたようです。温泉中心部に入りなおしてやっと記憶にある街並み。ここを通り抜けて左手に登山口があり空き地もあります。

       もう夜もすっかり明けて、出発時間はとうに過ぎています。慌てて支度をしてすぐさま出発。少し山腹を巻いて、標識があるところで藪尾根に入ります。藪を漕いで、しばらくで登山道が現れました。

       今度は登山道に沿って行きます。途中から雪が現れましたが、雪は固くトレースもあるのでそのまま進みます。急斜面を登り終えるとやや平坦な所。湯沢の平でしょう。ちょっとした小高い所を巻くようにいきます。

       そのあとは急な登り、途中からアイゼン装着。少し潜るところがありますが滑落の心配はないのでそのまま進みます。次第に疎林になっていき傾斜も緩くなっていきます。右手に霞沢岳が見えます。

       森林限界を過ぎたあたりの正面は広く真っ白な斜面です。避難小屋は右手のはずと斜面を斜上していきます。少し回り込みすぎましたか?稜線近くで左手に小屋が見えました。

       小屋に着くのがやっとで裏側の雪の少ない所で休憩。梯子がありどうも冬場はこれを使って二階からはいるようです。小屋の北の方からは眺めがすこぶるいいです。

       休憩後十石山へ向かいますが夏道は避けて左手の雪の上を行きます。それらしいところでハイマツの中に入ります。三角点は雪に埋もれてわかりませんが、テープ類がたくさん取り付けてあります。

       さてどうしよう?金山岩の方へ向かいますがハイマツの所はずぼずぼ潜り込み歩きずらく雪面を行きます。乗鞍岳や、金山岩が正面に見えます。しばらく行くと下りで、鞍部から先は細尾根で右側は崩落地です。

       さらに金山岩までは登り返しがあります。もうこの先行く気力はなくなり、ここで引き返します。小屋の方へ行くと遠回りになるので広い雪面を十石東尾根の方へ下っていきます。

       下部では厚手のビニール袋をお尻に敷いてヒップソリです。結構調子よく滑れます。この後も時々滑ってみましたが下っていくに従い雪は重くなりうまく滑れません。

       湯沢の平あたりは潜り込む雪に足を捕られ難儀します。何とか雪の少なくなる斜面でアイゼンを脱ぎました。車止めには結構早く戻れましたが、登山口を見つけられないと言う痛恨のミス?で出発が遅れ、

       焦ってばかり。精神的なダメージなのか体調不良なのかペースが上がらない。いやもう年なのか?何とか十石山は登ってきましたが金山岩はとても無理。早く帰りたい一心でした。

   

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