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      梓川左岸、水殿川の西側にある尾根、この尾根は水殿ダムから徳本峠へと続いている 。昔上高地へと通ずる道であったとか無かったとか?  この尾根上にある 2154,2mの三角点ピークが点名花車です。

     尾根の中間あたりにあって藪も濃い。アプローチはどうするか。このピークだけを目指して雪のある時登る人がいますが、いっそ縦走で前後を探索してみたら?しかし年齢、体力を考えるとあまり無理はできない。

     上高地側から徳本峠小屋に一泊して荷を軽くし縦走してみることにしました。藪のことを考えると残雪期の方がよいが諸々の事情で延び延びになってしまい雪が残っているかが心配でした。

     初日、水殿ダム公園に車を止、めここからはバスで上高地へ向かいます。今日はさわやかな良い天気で観光客も多い。河童橋界隈を散策。明神へ向かい明神池も散策。この先は徳本峠へと向かいます。

     日程に余裕がありゆっくりと沢沿いの道を進みます。途中から雪が出てきましたが、アイゼンを履くほどではありません。峠ではウエストン祭り前日とのことで豚汁の無料ふるまいが行われていました。

     時間もあるのでジャンクションピーク途中までの下見。雪はありませんでした。小屋に戻ってからも時間がありビールの消費が多くなる。

     翌日が本番、4時半すぎに小屋を出ました。途中で弁当を食べたりして6時前にはジャンクションピークに着きましたが、この手前あたりから残雪は豊富にありました。霞沢への分岐をすぎ南の方へ向かいます。

     しばらくで雪は消えましたが、そのあとも時々雪は現れこれを拾いながら行きます。雪のない所でも、小嵩分岐あたりまでは明瞭な踏み跡があります。分岐を過ぎると、急に藪が多くなります。

     何回かの アップダウンを経て南下していきますがほとんどが笹藪です。所々で踏み跡のようなものが2〜3条ほど現れますが、獣道かも?実際イノシシ2頭にも出くわしました。

     花車峰手前はかなり急登でしたが山頂は平たく深い笹藪の中で展望はほぼありません。三角点も笹に埋もれて探すのに苦労しました。ここを過ぎても笹藪が中心、アップダウンを繰り返しながら

     徐々に高度を下げていきます。時折樹間から景色が望めます。標高が低くなると緑が濃くなっていきます。鉄塔巡視路手前?あたりはかなりの急傾斜でルートファインディングに苦労します。

     どうにか鉄塔巡視路に出ました。ワラビがいっぱい。この巡視路もジグザグでかなり長くうんざり。最後は鉄パイプ、鉄板の崖路で吊り橋へ。この吊り橋も朽ちかけている。

     手動スゥイッチのライトのある隧道を抜け水殿ダム公園へ、どうにか陽の明るいうちに車の所へ戻りました。

     笹藪漕ぎ中心でしたがあの踏み跡ようなものは??獣道にしては?所々ではあるが全長にわたってほぼ繋がっている?通る人がいるのか?世の中にはマニアックな人も結構いるので・・・

 

     天候もまずまずで、荷も日帰り装備に毛が生えた様なものなので 十分に藪漕ぎを堪能し無事探索を済ませました。

              ルート図(明神から水殿ダムまで)

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