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     久しぶりの裏木曽。三ノ沢岳周回でどうも膝を痛めて快復が思わしくなく、天気も良くないのでハードな山行はできない。岩魚釣りにでもと布川、流葉谷へ向かいました。

     天気はかなり悪く入渓口に着くころは雨脚も強い。これは無理かな?ま、布川の流れを見て決めよう。雨の降りしきる中笹藪で埋もれかかった杣道を布川めがけて下ります。

     旧軌道跡を少し辿り遠めに川の様子を覗きます。流れの音は大きいが水かさはそれほど増えていない?軌道跡の笹をかき分けどんどん奥に向かいます。内ヶ谷はやや増水、濁りもあります。

     ここを横切り再び笹藪漕ぎ。軌道跡から流れに降ります。かなりの濁りで深さがわからず渡渉に手間取ります。対岸に渡り、少しで流葉出合です。

     流葉出合の流れはすごいです。とても中に入る気がしません。まず布川大滝目指そう。ここを釣っている間に雨が止み、水の状況も改善することを期待し布川本流に入ります。

     奥の方のプチゴルジュでは渡渉が大変。ようやくナメ、樋状流れの所に出ますがここも水はあふれています。大滝近くの小滝の渕も竿を出すところがあまりない。

     大滝下まで行って何とか竿を出します。大滝から落ちる瀑布には圧倒されます。あまり針がかりしないので早めに切り上げ、再び流葉出合へ戻ります。幾分水量は少なくなっている感じ。

     何とか出合の小滝を越え、大滝の嵩巻きです。大滝の2段目と3段目の間で反対側へ渡り再び斜面の巻き、何とか滝上に出ます。川幅いっぱいに流れていますが穏やかでここから竿を出します。

     すぐに来ました。普段なら通り過ぎるようなところでも丹念に竿を出します。いつものプールからは出がよくなります。次から次へと、型はそれほど大きくはありませんが、面白いようにかかります。

     大きな斜爆の手前の小さな渕ではまるで釣り堀。そのうち餌も少なくなりお昼を過ぎたのでこの辺で竿納。腹を裂きます。三分の一くらいが抱卵しています。

     あとはまた滝の下り、渡渉、笹藪漕ぎ、途中で熊が斜面に登っていきました。最後の枝沢を越え杣道の登りが長く堪える。何とか入渓点へ。疲れましたが釣果に満足。

     これで今シーズンは岩魚釣りもお終いかな?膝痛のことはすっかり忘れていました。さて9月になったらキノコ採りだがそれまでにバリ山にも行きたいものですが・・

 

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