三ノ沢岳は中央アルプスの主稜線から少し外れたところにありちょっと行きそびれていました。今回は倉本から昔の空木岳への登山道で、伊奈川に出てここを遡行、宝剣岳から三ノ沢岳への稜線に詰め、
三ノ沢岳に至ります。ここを戻らずそのまま中三ノ岳、独標尾根、風越山へ下る周回コースです。
1日目、中八丁峠を越え、伊奈川遡行は順調でした。沢の中でツエルト泊、雨は降りませんでした。翌日はさらに遡行を続け、大滝を越え、西の千畳敷カール?に出て、稜線へ。
三の沢岳からの下りは猛烈なハイマツ漕ぎ、ここでGPSや熊スプレー、鈴などなくしてしまいました。
中三ノ沢岳への途中斜面で夕立、やむなく不安定な場所でビバーク、寒い一晩でお尻も安定せず一睡もできませんでした。ようやく朝を迎え前進、幸い天気はよく先は何とか見渡せますが、道はほとんどわからず
稜線を右へ行ったり左へ行ったりと際どい尾根下り。かなりの断崖です。何とか中三ノ沢岳、展望はありません。独標は見えているのですがその前の急な下り、鞍部がよくわからずかなり下りすぎてしまいました。
下りすぎた分長い登り、独標は四方眺望は良いです。隣の蕎麦粒岳?は行く元気はありません。細い独標尾根を天狗山へ。ここを通り過ぎ徐々に下っていきますが、まだまだいくつかのアップダウンがあります。
広いなだらかなピークから風越への下りは迷いやすいです。何とかアルプス展望所に出て一安心、これより先、風越山からは以前に来たことがあります、下るに従い次第に暑さを感じます。
登山口に着いたらデポしておいた自転車で林道を下りますが、ブレーキが効きません、怖い思いをして早々と自転車はあきらめザックとともにデポし空身で歩き、国道に出てコンビニで大休憩。
タクシーを呼び何とか車止めにたどり着きました。いろいろな経験をしました。ツエルト泊は何度も経験があるのですが、いわゆるビバーク、しかも寒く不安定な場所で一晩明かしたのは初めてでした。
ま、しかしほぼ予定通り周回することができました。GPSをなくしたためルート図はありません。予定コースのJPG画像 と , 予定コースルート図
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