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        昨年大明神へ行ったときこの辺りの地図を見ていてこの名前に何となく魅かれていました。登山道はなく積雪期の山のようです。

        今年のゴールデンウィーク二日目が天気がよさそう。しかし遠くへ行くのだから富山で岩魚釣りをもと考えていました。しかし初日は悪天候で気温もグーっと下がるとのこと。

        岩魚釣りはあきらめこの際この辺りの探索にと初日から出かけました。天気は悪く冷たい雨が降っています。馬場島の方に向かって小又橋の手前で右手に入り少し奥の川辺の広い駐車地に車を止めました。

        傘をさして林道の様子を見に行きます。路面にはうっすらと雪が積もっています。そのうち雹が降り出し雷もなりだしました。慌てて車に戻りますがどうもテンションはあがりません。

        ここで車中泊と早めの夕ご飯ですぐに就寝。翌朝は4時に起き支度をします。そのうち2台車が来ました。石川と大宮ナンバーです。それぞれ単独で、私よりは十分に若そう。(20代と50代と後でわかりました)

        二人とも林道を行き小又川の河原からコット谷を詰め早乙女岳とのことです。私は当初往路は大熊山経由を考えていたのですが雪が多そうで二人と同じくコット谷で行くこととしました。

        林道は何か所か雪崩れて片斜面です。凍っていて早めにアイゼン装着。林道を河原に進みすぐに渡渉です。河原の雪は次第に深くなっていきます。少し上の方でスノーブリッジを渡りコット谷へ入ります。

        コット谷はどこでも行けますが、雪が深くワカン装着。次第に二人から遅れだします。コット谷コルへはワカンのままいけましたがそのあとすぐにわずかですが急斜面。再びアイゼンです。

        しばらくアイゼンのまま行きますが雪はますます深くまたワカンに履き替え。履き替えはどうしても素手になるのでとても冷たい。いくつかの急斜面、ピーク、細尾根もあります、

        喘ぎあえぎ二人について行くのが精いっぱい。全くのラッセル泥棒です。すみません。山頂近くなり傾斜が少し緩んでいくらか楽になりましたが。、お二人はすでに荷を下ろして休んでいます。

        山頂らしきところはどこかはっきりしませんがGPSで確認するとどうやら踏んでいるようです。予定時間を大幅にオーバー。大日岳は見えているのですがとても行く元気はありません。

        剣岳をはじめ四方の眺めはすこぶる良好、ゆっくりと腹ごしらえです。さて下り。二人はどんどん下っていきます。50代の方はヒップそり持参です。私は厚手のビニール袋に紐を縛り付けシリセード。

        しかし雪は重たくほとんど役に立つところはなくかえって疲れます。何とか往路とほぼ同じ道をたどり車止めに戻りました。二人はどうやら私のことを心配して待っていてくれたようです?

        この山に登れたのも、お二人のおかげですから本当に感謝感謝です。この2週間ほど山に行っていなくて、しかも飲み会が続いた。やっぱりちょっと油断するとダメですが、体力の衰えは否めません。

                     ルート図

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