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     別当代山は南アルプス白根南嶺の白剥山の少し南,2226m峰から東に延びる尾根上の一角2215,6mの三角点がある山です。登るコースはいくつかあります。

     上湯島から胴島尾根・オシャリ峰経由、転付峠から2226m経由、上湯島から別当代東尾根経由など、他に南川金一氏によると南アルプス登山史に登場する古典敵ルートが  

     下湯島からあるとのことですが、はじめのいくつかのルートはネットで検索すると散見できるが古典的ルートは出てこない。南川氏の本・続山頂渉猟によるものしかない。どうしてだろうか?

     古典的ルートならもっと記録があってもと思ったが・・ どうもあまりにも急峻なルートで敬遠されているのか??  いつかこの古典的ルートで登ってみようと考えていました。

     ようやく9月の連休後半に決行する機会ができました。どうせなら周回コースを、時間切れならピストンででもと計画を立てました。

     はじめに下山予定の上湯島の滑河内の入り口に自転車をデポ。下湯島に戻って西山発電所から入山です。初めのうちは林の中にいくつもの石積みがあって生活の跡も思い馳せられます。

     小沢の左沿いを登っていきます。沢が合流するあたりから次第に傾斜は増していきます。途中から古いワイヤーが2本出てきました。昔の材木搬出のものか?これに沿って斜面を登ります。

     登りきるころにいくらか傾斜は緩みますが、そのあと急峻な細いトンボ尾根を登るとあったのでそれらしき尾根に取り付きました。たしかに急です。滑落しそうな急な尾根を木の根っこなどにつかまり

     何とか登っていきます。時間切れならピストンとも考えていたがこれでは下降路には危険、何が何でも周回だ。山頂に行かなくても六万平らあたりからでも別当東尾根へ回ったほうが良いだろう。

     1400mあたりで主尾根に出て1700mくらいまで登ると左手に笹原。この先に沢があるとのことだったので先に進む、ちょっと間違えそうになりながらも小尾根を回り込んで水量の多い沢筋へ出ました。

     沢の中は水量が多く行けないので左岸を登っていきます。倒木やシダ類が多い。水も枯れてしばらくで明るい平坦地へ。ここが六万平(風花)か?最鞍部と思われり所まで詰めあがり、ここで大休止。   

     まだタイムリミットまでには少し時間がある。予定通り南の斜面を登っていく。2段ほど登ると稜線です。ここは展望がよさそうですが今日はガスでダメです。時間も迫ってきましたが西のほうへ向かいます。

     この辺りはほぼ平坦です。いくらか高い所に三角点がありましたが山名板はありません。展望もありません。リミット15分前。腹を満たしすぐに帰路へ、六万平に戻って、別当代東尾根のほうに向かいますが

     ちょっとわかりづらい。GPSもくるくる変わります??何と2077mの南を回り込み下り尾根に出てとにかく右手のガレ近くを下りました。しかし尾根の先が行き止まりと言うような所が何か所もあります。

     近くに行くとその先は急斜面を下ることになるのですが、少しでも楽をしようとするとルーロストになります。何回か直角近く曲がるところがあるのですがGPSを見ていてもいつの間にかルートロス??

     何度かウロウロしながらも4等三角点へ、ここまでも結構長く感じました。サーこれでひと安心と思ったら大きな斜面でまたもやルートロス.元に戻ろうと急斜面のトラバース。今度は反対方向へ行きすぎ?

     その後は細尾根の急降下ひやひやしながらも滑河内に出ることが出ました。吊り橋を渡って自転車デポ地に無事たどり着きました。後は下湯島へ自転車を漕ぐこともなく着くことができました。ほぼ計画通り。

     南アルプス中央部あたりに出る古典的ルートなのでもう少し登られてもも良いと思いましたが、記録にはないものの踏み跡か?獣道か?判然としないもののなんとなく道筋はわかるような所もありました。

     どなたか登っておられるのか?単に記録としてアップされていないだけか?風化されないよう、少しでも多くの人に知ってもらいたいとヤマレコにもアップしてみました。

     黒覆尾根で終わりにしようとしましたが、やっぱりこんな山登りになりました。

          ルート図はこちら

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