栗ヶ岳 粟(アワ)でなく クリガタケ です。
飛騨清見大谷から森茂林道を進みます。除雪はしてありますがゲートもあり、歩くこと1時間強、森茂峠につきます。ここからアイゼン装着右手の斜面を登っていきます。
尾根筋に出て少し行くと陽当りがいいのか鉄塔巡視路のプラ階段は一部見えています。その後は雪はつらなり鉄塔をいくつか越えていきます.。1364mで右からの尾根が合流し西のほうへ進んでいきます。
いくつかアップダウンや広い林の中を登っていきます。1614mピークがひときわ白く見えますがまだまだ遠い。この辺りで後方から一人り見えました。1614mあたりで追いつかれました。
お話をすると大垣から見えられて72歳とのことです。ほとんど一人で藪山や残雪期の山に登っておられるとのことでよく似た志向で話が弾みました。この先はこの人が先に行きます。
私は両足が攣りだしてスピードが落ちます。斜面には木々はもうなく風も強い。白い雪面をゆっくり登っていきます。 栗ヶ岳が間近に見えるようになると遠くには白山も見えてきます。
小さなピークを越えて栗ヶ岳山頂です。山頂は眺めは良いのですがかなり風が強くゆっくりできません。風当たりのない所まで下ります。先ほどの人も昼飯で休んでいましたのでここで昼飯。
帰路はほとんど二人で下りましたが、雪が緩みアイゼンからスノーシューに履き替えたり、持参の厚手のビニール袋でヒップソリをしたりとしている間にまた一人になってしまいました。
... 林道に出てからはショートカットも交え駐車地に着きましたが先ほどの人も装備を解いている所でした。「 またどこかで会うかもしれないな・・・」と言ってわかれました。
あわよくば御前岳まで行けたらと思っていましたが、寝過ごしも加わって(寝過ごしがなくても無理だったか)天気もまずまずで眺めも良く楽しい出会いもあり なかなか良い残雪期の山でした。
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