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       塩蔵川、2年(3年か?)振りです。この時他県から多くの釣り人が来るようになったので行かなくなっていましたが、林道が崩壊して通過できなくなったとのことを聞き、川通しでは?と出かけました。

       午後から天気は下り坂らしいのでゆっくりはしていられません。ゲート前の橋の下の流れの水量が多い?いつもなら流れてもいないのに? 途中の崩壊地からの眺めではいくらか多いぐらいだが?

      次の崩落地は大規模です。通過は?と思ったが上のほうにトラロープがあります。これで何とかなるのではと思うのですが、怖い 必死でロープを掴み足場を何とか確保しかろうじて通過、しかし

      帰りが心配、雨でも降ったら滑落しそうだ。ま とにかく先へ進みます。何か所崩落地はあるのですが一応通過はできます。目的の下降点から慎重におります。水量はやや多く流れも変わっています。

      持参のミミズでやってみますが、来ません。川虫取りです。しかし流れの中の石は新しく?川虫がいません。仕方なくまたミミズです。もう冬場のように落ち口横の岩の下あたりからは出ません。

      思い切って落ち口の白泡に投入、そのまま流心を流すと、来ました。まずまずの形で結構重たい。黒めで朱の腹、ヒレのヤマトイワナです。その後もボチボチ、やはり結構ずっしりと重たい。

      流れも昔のような渓相と異なっているところが多い。崩壊地、倒木帯も多いし、水量も多く渡渉が困難でなかなか遡行がはかどりません。あまり粘らないで先へ行くことにします。

      最初の小滝の大渕も水が溢れていて流しづらい。いくつかの崩落地を越えて上流になるといくらか流れも穏やかになりました。岩魚の出はあまり変わりません。そのうち大滝です。

      水量が多くしぶきが飛び散り 近くまで行けません。空はもう完全に曇っています。今日はここまでとして竿をたたみ、山菜採りに変更。ワサビにシドケ、ウド、アイコなど・・さて帰りはどこから取り付こうか?

      ここからだと林道まで距離があるが、少し傾斜の緩そうな斜面を登り途中から小尾根にでます。笹が多く滑りやすいがこの笹を両手で持ってよじ登ります。何とか一段目の斜面を越えて少し緩やかになった。

      突然数メートル前の立ち木の下方で動くもの。熊です。しかもこちらに向かってくるではありませんか!!やられる!もう大声で喚き散らしました、すると あと2mくらいで急に引き返していきました。

     あまりのとっさのことで熊スプレーも取り出す間もありませんでした。朝は安全ピンも外して練習もしてきたのに。逃げてくれたから良かったがもう少し考えないといけません。

     しかし熊の向かっていった方は一番歩きやすそうだと考えていた方だったので少し遅れて大声を出しながら同じほうへ進んでいきました。少し遠くの小高いほうで何度も威嚇する?声が聞こえていました。

     その後も激藪漕ぎで何とか林道に出ました。ここからはまた山菜採り。ハリギリ、コシアブラ、シドケ、ウドなどです。そのうち雨が降り出してきました。あの崩落地が心配で急ぎます。

     来た時よりも滑りやすく肝を冷やしながらもどうにか越えられました。ほっと一安心。時々大声を出しながら。車止めめざします。車に乗り込むと雨脚も強くなってきました。

     さて帰り日和田の近くの車道、走行車線上に突然車が止まっています??この車を追い越そうと半分ほど対向車線に出ると、前の車の前方2〜30メートル先の路上で茶色の獣が横たわってもがいています??

     なんとなく横のほうに眼が行くとガードレールの所に熊!ウインドウを下げてカメラを取り出そうとしている間に熊も見えなくなりました。前の車も発進していったのでつづきます。

      あの獣と、熊の関係は??     今日はいろいろありました。ま、無事に帰って来られたの良かったのですが・・・・

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