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   国師ヶ岳の北尾根の南寄りの一部です。雨降り山は以前に一度登っています。ここから国師ヶ岳の間は未踏です。藪もあり道も不明であまり歩かれていないバリエーションルートのようです。

   まず雨降り山への到達方法ですが以前は川端下のほうから登ったのですが、雪もあったことだし岩、藪と大変でした。国師北尾根の北端から登るのは長く岩峰藪で日帰りではちょっと困難。

   梓川側はどうだろうか?以前梓岩小屋探索でこの近くは訪れているので雨降り山の東枝尾根から取り付き雨降り、国師とつなげ帰路は国師のタルを経て梓川へ降り着く計画にしました。

   早朝 川上村、梓川林道を進み梓川2号橋のさきで車を停め歩き出します、この辺りは何度か通ったことがあります。唐松久保林道を左に分け梓久保林道を進みます。すぐに道は消失。

   唐松久保沢を渡渉し廃林道を進みます。幼木の藪を行き東沢では林道崩壊で迂回し梓川本流では完全に橋が朽ち落ちここも渡渉です。対岸に渡り少し下り雨降り山への取り付き尾根へ。

   この尾根ははじめはやや急も藪はないですがすぐにシャクナゲなどの藪です。しばらく藪漕ぎで一段目の所へ出るとここから先は藪は特に気にならなくなり登りやすい。  

   長峰からの主稜線に出ると木々は密になりますがそれほど苦にならなく進めます。雨降山直前は岩やシャクナゲなどが煩わしいがすぐに山頂です。特に山名板などはないですが棒一本立っています。

   廻りの木は背丈を越えていて眺望は良くありません。ここからは藪はひどくなります。下ったり登ったり、石楠花の藪や倒木帯、苔むした林など、かなり古いと思われる踏み跡らしきものも見られます。

   それほど進行には困らないのですが、何しろ長い。最後の登り2350mあたりから雪が目立ち始め次第に深くなります。西側に寄りすぎると岩の急斜面になりこのあたりからっチエーンスパイク装着、

   雪は深くなり道も不明瞭,何度も休みながら国師の山頂に出ました。明るい陽射しで雪もありませんから暖かいです。ここでゆっくりお昼ご飯。その後は甲武信ヶ岳方向への縦走路に入ります。

   北斜面の下りは結構雪が残っています。降雪後も何人かが歩いた跡があります。国師のタルまでは長い下り、タル近くでは小さな登り返しも。タルからは甲武信への縦走路から外れ左へ向かいます。

   踏み跡も不明瞭ですがとにかく梓川へと歩きやすそうな所を下ります。梓川近くに出たのですが、ここから朝歩いたところまでがややこしい。小沢を渡ったり小尾根を巻いたりします。

   ついに朝通った朽ち落ちた橋を見ることなく第三のブリキ小屋を見て廃林道に復帰しました。後はほぼ道なり車止めには3時半ころに着きました。

   何とか暗くなる前に戻れましたが とにかく長い、藪、不明道の昇り降り、おまけにラッセルまがいの雪薮の登りと なかなか大変で疲れました。来年はこんな事がやれるのでしょうかね?

     ルート図

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