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     山梨県の西端、釜無川上流の右岸に一大支流の中の川があります。昔は上流域の平らな所に大平牧場がありましたが、今は釜無川林道が早々と下部にゲートができアプローチが大変です。

     しかも2019年に大水が出て源流域は渓も林道もすっかり洗い流され 源流に辛うじていた岩魚も流されてしまいました。

     したがって岩魚釣りはもうダメ?で 源流の七ツ釜見学?か 鋸岳へのバリエーションルートとしてわずかに人が入るかどうかぐらいです。

     2020年にここに出かけこの現実を見てもう二度と行くことはないだろうと思っていました。

     ところがのど元過ぎれば何とかで かってこの渓流で超大物を挙げたこともありひょとしてとまたまた出かけてしまいました。

     早朝に下部のゲートを越え、はじめは自転車です。約4km地点 黒川出合いでギヤの壊れているチャリをデポし中の川出合いまで歩きます。

     その後は中の川林道を行くことなく中の川右岸側の急峻な尾根ルートです。 はじめからかなり急です。距離は短いだろうと喘ぎあえぎ登って行きます。

     約1時間で大平牧場跡に出て中の川林道に合流。ここを過ぎ中の川と林道が交差する所へ下ります。途中に崩落個所もあります。

     その先この林道が川と交差する所は2年前は完全流失していましたが、今回は修復されています?どうしてだろう?この後すぐに林道の大規模決壊地もあるのに?

     決壊地や崩落地、流失地など何とかやりこなし最後の堰堤上、大岩沢の出合い。ここまでは以前は林道がありましたが今は流失してしまっています。

     ここからは渓へ降り主に右岸を行きますが両岸辺は岩がすべすべに研ぎ澄まされています。滑滝や樋状の滝もいくつか出てきますが魚影らしきものは全く見えません。 

     七ツ釜手前まで行きますが、こんな所はたとえ岩魚がいても遡上はできません。ここまでゲートから5時間強、もうくたくた。ゆっくり早めの昼飯後 引き返します。

     またあの厄介な林道崩壊地などをやり過ごし大平牧場跡には12時前ころ戻りました。 いくら近道でも もうあの急峻な尾根下りは避けて中の川林道を下ります。

     この林道は九十九折りがいくつも続くので ほとんど串刺しに藪の中を進み黒川林道入口に出ました。この後は道なり。  釜無林道を下りチャリデポ地からはスイスイとゲートへ。

     釜無川本流域には釣り人や鋸岳登山の人もいますが中の川上流となると誰もいません。林道があれほど決壊していては行くことも困難です。

     2年前 もう二度と行くまいと決めていたのにまた行ってしまって 結局苦労しただけです。 でもなぜか充足感??

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