ゴールデンウィーク前半は黒部別山へ行った。かなり疲れたのでどうしょうか迷っていたが、天気も良く疲れも取れてきたので白山連峰、別山へ。
夜半から長い道のりを迷いながら車をとばす。やっと白鳥、白山中居神社に着いた。しかしゴールデンウィークだからとあてにしていた林道は全面通行止め、ゲートだけでなく
大きな除雪車も道をふさぐようにおいてある。 エエッ !?近くにいた釣り人に尋ねると大杉の登山口まで歩くと2時間半ほどだと。もう帰ろうか?いやいや天気も良いし、長時間かけてやって
きたのだ。少し計画を変更しよう。願教寺への周回か?今日中に三の峰避難小屋について明日早朝に別山登ると言うのもある。とにかく歩いて時間のかかり具合を見てだ。
増水した石徹白川沿いの林道をテクテク歩く。登山口にはやはり2時間強かかった。大杉はまだこの石段の上にあるようだ。少し雪に埋もれた石段を登る。
特別天然記念物の大杉がある。かなり大きい。ここからは新緑のブナ林の中を古いトレースにしたがって登っていく。神鳩の宮避難小屋までもなかなか着かない。ややペースオーバー。
避難小屋を過ぎ広い雪の斜面を銚子ヶ峰に向かって登っていく。どれが別山で、一の峰や二の峰は?勝手に都合のよいピークを想定するがどうも数が合わない。いくつものアップダウンがある
雪の急斜面もあれば夏道もある。それでも銚子が峰、分岐、一の峰や二の峰を越えていく。あのおおきな雪のピークは?三の峰の前に避難小屋があるはずだが?
緩んだ雪にアイゼンをきかせ登りきったがまだ先がある。先を急ぐと平坦な所に避難小屋があった。まだ1時半だが今日はここまでにしようと荷を降ろす。空身で目の前の三の峰へ
偵察に行く。ここで下山してきた人に出会った。今日初めてだとお互いに感心しあった。どうも別ルートの上小池から日帰りできたとのこと。私のルートはアップダウンが多く長距離だと。
別山にも誰もいないと。 この夜、避難小屋は一人貸切だった。疲れもあり早々と眠りに就く。夜は寒くもなく月明かりで明るかった。翌朝は4時には支度をしてサブザックデ出かける。
ほとんど夏道で順調に登れた、途中ご来光も拝めた。山頂は風が強かったが雪は全くなかった。白山はもちろん北アルプス、乗鞍岳、御嶽山・・・いろいろな山が眺められる。記念写真を撮って
下山、またいくつかの急なアップダウン。しかし基本的には下り。大杉へ着く少し前で、目の前を小熊が猛スピードで横切って行った。写真を撮るまもなく雪面の足跡だけ撮っておいた。
登山口にはほぼ考えていた通りに着いた。後は林道歩き。めぼしい山菜がないかとぶらぶらと歩く。車止め二は1時間半ほどで着いた。
これで連休の二つの別山 山行は天気にも恵まれ、無事に終えることが出来ました。