トップページへ   >    山歩き、渓歩きへ   > 2019年山歩き、渓歩き  > 千頭山周回

       フォトストーリーへ    パノラマへ

           少しでも軽くなるようにとGPSは持っていきませんでしたので  予定のルート図です

南アルプス深南部は何度か行っていますが、いずれもなかなか大変な所です。今回は山の会の人たちと 千頭山周回 です。天気は良かったのですが何しろハード、大変疲れました。

まず1日めは 池口登山口避難小屋前夜泊です。小屋には誰もいませんでした。

2日 池口登山口をまだ暗い4時過ぎに出発。初めから結構急な登りです。夜が明けてくると下のほうは雲海です。まず黒薙が第一の目標。登山道沿いには〇に番号が売ってありますが、

間隔も最後の番号がいくつかもわかりません。黒薙は大きくザレています。利検沢の頭、ザラナギです。ここも大きく深くザレています。向かいに見えるのは鶏冠尾根か?

ザラナギ平は気持ちの良い処で以前に一度幕営しています。急登をこなしやっとのことで池口岳と加加森山の分岐です。左加加森山のほうへ向かいます。

加加森山も光岳もまだまだ遠い。今日中に光小屋につけるのだろうか?気持ちの良い草原上のところや立ち枯れ?の多いところを通過しj徐々に登っていきます。

加加森山は三角点がありますが特に眺望がありません。光岳はまだ遠い。夕闇が迫ってきます。大きな雲海の上の山々、夕日がきれいです。真っ暗になってようやく光岳山頂。

光小屋まではまだ少し先、小屋には明かりが見えます、何かいやな予感、なんと一階も二階も登山客でいっぱい。イザルガのほうからの方たちです。小屋内での泊りは諦めテント泊です。

食欲はなくほとんど食べられませんでしたが、寒くもなく睡眠は良く取れました。


3日何とか朝食をとり朝6時過ぎに出発。今日も天気は良く小屋前から富士山と朝日が見えます。今日の前半はほぼ下りです。原生林を過ぎ、まず百又沢の頭、ここから寸又川柴沢の吊り橋目指します。

下るに従い斜面は急になっていきます。流れの音が聞こえだすころから道は一層急になりかなり危険です。ようやく吊り橋のたもとに着きましたが、かなり古く いくらか傾いています。

何とか渡り終え大休止。少し上流に向かって歩き、今度は千頭山登山口の吊り橋です。こちらのほうが一層古く朽ちかたもひどい。それでも何とかわたりました。

しかしそのあとの登り、ここもかなり急で 崩れがひどく昔の登山道があったらしいことぐらいしかわかりません。上のほうへ行くと滑落の心配は少なくなりますがルートファインディングは困難。

今日の目的の樵の泊まり場はとても無理。千頭山を目指します。またもやヘッドランプの出番、何とか平らな所の千頭山にたどり着きました。ここで幕営。

今日も一日お腹の調子がよくなく食欲もありません。

4日 今日も何とか朝食は食べ6時過ぎに出発、。難関と思われるダルマ落としが心配、しかし朝の内なので明るいのがなにより。かなり急な斜面、崖、ガレたルンゼの通過など肝を冷やしながら

 たどっていきます。小高く見晴らしの良いところに出ましたがなんと達磨の頭の反対側です。少し回り込みすぎたのです。ここでザイルの出番、達磨の頭を目指します。少し先に樵の泊まり場らしきところがありました。

こんな所昨日暗くなってから通過でなく良かったです。急登で達磨の頭の登り返し、いよいよ池口岳南峰ですが、かなり時間が過ぎています。南峰あたりからは道も明瞭になってきます。

鞍部に出て左は池口沢の源頭です。以前池口沢を遡行したときこの辺りに詰めあがったのです。まだ体力があったころです。池口岳北方からはますます道ははっきりしてきます。基本的にはここから下り基調ですが、

まだ何度か登り返しもあります。すぐにジャンクション、これで周回です。次はザラナギ平、ここまでも結構長く感じられました。いよいよ日も落ちてきます。黒薙ではもうすっかり暗くなりヘッドランプです。

あとは暗闇の中、西尾根を延々と下ります、小屋には7時前に着きました。下山口の小屋には初日早朝に引き返したAさんがいろいろ食べ物など準備していてくれ、皆さん大助かり、大喜び。

私は、3日間とも腹の調子があまりよくなく皆さんに心配をおかけしましたが飲み物だけをいただきました、ありがとうございました。おまけに帰りの暗い林道で脱輪し皆さんにさらに心配をおかけしましたが、無事脱出、

3日間の危険でハードな山行、14時間、11時間、12時間半、毎日ヘッドランプの出番、皆さん本当に元気で体力がありますね。感心します。私もそろそろ・・・考えないといけません。

              トップページへ   >    山歩き、渓歩きへ   >2019年山歩き、渓歩き  > 千頭山周回